CUのAEDについて

AED(自動体外式除細動器)とは、心停止の原因となる致死的不整脈を電気ショックで元に戻す医療機器です。
一般市民が使用することを想定して開発されており、医療従事者でなくても、音声ガイドに従って操作できます。
突然心停止の多くは「心室細動(VF)」という異常な電気信号によって心臓がけいれんし、血液を送り出せなくなる状態です。
この状態を「正常なリズムに戻す唯一の方法が、電気ショック(除細動)」です。 AEDは、電極パッドを装着するだけで自動的に心電図を解析し、ショックが必要かどうかを判断します。
必要な場合のみ電気ショックが行われるよう設計されています。
公共施設、駅、学校、スポーツジム、企業オフィスなど、誰かが倒れたときすぐに使える場所に設置されることが望まれています。

公共施設のイメージ

公共施設

学校のイメージ

学校

企業オフィスのイメージ

企業オフィス

胸骨圧迫とAEDの効果

心停止の際に重要なのは、「胸骨圧迫(心臓マッサージ)」と「AEDの使用」の組み合わせです。
胸骨圧迫だけでは心臓のポンプ機能を果たすことは難しく、時間の経過とともに脳や心臓の細胞がダメージを受けます。
しかし、胸骨圧迫で血流を維持しつつ、AEDで心臓に適切な電気ショックを与えることで、心臓を再び正常なリズムに戻せる可能性が大きく高まります。
胸骨圧迫は、「1分間に100~120回のテンポで、胸の中央を5cmほど押す」ことが推奨されています。
圧迫の強さやテンポが重要ですが、慣れていない人でも「強く、速く、絶え間なく続ける」ことが命をつなぐポイントです。
一方、AEDは救命において極めて重要な役割を担います。
救急車の到着を待つだけでは間に合わない心停止の現場で、胸骨圧迫とAEDの組み合わせこそが生存率を大きく左右するのです。

  1. 胸骨開始のイメージ

    胸骨開始

  2. AED装着のイメージ

    AED装着

  3. 電気ショックのイメージ

    電気ショック

  4. 呼吸回復のイメージ

    呼吸回復

救急車の到着までの
時間と生存率

救急車の到着までの時間と生存率のイメージ

日本全国での救急車の平均到着時間は、おおよそ8~9分と言われています。
しかし、突然心停止が起きてから救命に至るまでの時間は、1分1秒が勝負です。
心停止からの生存率は、1分経過するごとに約7~10%ずつ低下するとされており、到着を待っているだけでは助けられる命も失われてしまう恐れがあります。
実際に、AEDを使用した場合の生存率は、使用しなかった場合に比べて2~3倍高くなるというデータもあります。
つまり、救急車の到着までの「つなぎ」としてAEDを使える環境があるかどうかが、命を左右する決定的な要素となります。
都心部と比べて地方では到着までの時間がさらに長くなる傾向にあるため、
職場や地域コミュニティ、学校、スポーツ団体などが自主的にAEDを設置する意義は非常に大きいと言えるでしょう。