JRC蘇生ガイドライン2020について

JRC(日本蘇生協議会)は、心肺蘇生と救命処置の統一的なガイドラインを示す国内機関です。
2020年に発表された最新の「JRC蘇生ガイドライン2020」では、
救急現場での対応や心肺蘇生(CPR)、AED使用に関する科学的根拠に基づいた推奨内容が更新されました。
このガイドラインは医療従事者はもちろん、一般市民が行う一次救命処置(BLS)にも適用されており
AEDの使用方法や胸骨圧迫の考え方にも影響を与える重要な指針です。

一次救命の重要なポイント

JRC蘇生ガイドライン2020において、一次救命処置(BLS)で特に強調されているポイントは次のとおりです。

  • 傷病者に反応がない場合や判断に迷う場合、救助者は119 番通報をして通信指令員の指示を仰ぐ。
  • 普段通りの呼吸がない、あるいは判断に迷う場合には、直ちに胸骨圧迫からCPR を開始する。
  • 胸骨圧迫の深さは胸が約 5cm 沈む様にし、しっかり元に戻す。且つ 6cm を超えないようにする。
  • 100~120 回/分で胸骨圧迫を行い、人工呼吸の為の胸骨圧迫の中断時間は 10 秒以内にする。
  • 救助者に人工呼吸の技術と意思がある場合は、胸骨圧迫と人工呼吸を30:2の比で行う。
  • 小児の心停止では、人工呼吸を組み合わせたCPR を行う事が望ましい。
  • 必要に応じてショックボタンを押し、電気ショックを行った後はただちに胸骨圧迫を再開する。
  • CPR と AED は、普段通りの呼吸や目的のある仕草が出現するまで繰り返し続ける。

これらのポイントは、命を救うために誰でもすぐに実践できる行動指針としてまとめられており、
現場の対応をより簡潔かつ効果的にすることを目的としています。

主な変更ポイント
(ガイドライン2015との違い)

救命の手順や内容についての大きな変更はありません。

成人/小児の用語変更がありました。
「JRC 蘇生ガイドライン 2020」において、パッド/モード/キーに関して今までは、
小学校入学前の子供では小児用、小学生以上を成人用としておりましたが、それぞれ、「未就学児用」、「小学生から大人用」との用語変更がありました。
溺水者に対する心肺蘇生が記載されました。
呼吸が原因で心停止が起こる可能性が高い子どもや溺水者に対しての心肺蘇生は人工呼吸が優先とされています。
傷病者が女性の場合や、衣服を脱がすのが困難な場合は衣服の上から胸骨圧迫を行ってもよいと変更されました。
また、アクセサリー類はパッドにかからなければ外す必要はないと明記されました。
注)AED の電極パッドは素肌に直接貼る必要があるため、衣服の上からは貼れません。

JRC蘇生ガイドライン
2020対応製品

当社で取り扱うAED製品は、すべてJRC蘇生ガイドライン2020に準拠した
仕様・機能を備えています。

当ページの内容はJRC蘇生ガイドライン2020に基づいていますが、
最新の情報については日本蘇生協議会の公式資料をご確認ください。